『警官の血』 佐々木譲 > 「このミス」完全読破 No.200
「このミステリーがすごい!」完全読破 No.200
『警官の血』 佐々木譲 ( 2008年版 1位 )
読始:09.6.29 ~ 読終:09.7.2
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この作品を読み終えたことによって、”「このミス」完全読破”もとうとう200冊を突破することになりました。
ミステリ小説の全くの初心者状態から始めまして、最初の100冊を読み終えるのに2年4ヶ月もかかったのに、続く100冊はほぼ1年しかかからなかったのです。
これは、小説を読み慣れてきたことでそのスピードも上がった、ということもあるでしょうが、それよりも、ミステリ小説がホントに好きになってきたんだ、ってことなのかもしれませんねェ。
それで、記念すべき200冊目ということで、それにふさわしい作品を読もうと少し前から考えていました。
ただ、100冊目の時は、”20年のベスト・オブ・ベスト”の1位に選ばれたNo.100「火車」宮部みゆきという絶好の作品があったものの、今回は特にこれといって思い付かなかったのですよね。
それでも、ふと”まだ読んでいない1位作品がいくつか残っているぞ”と思い出し、特に一昨年という比較的最近の1位作品であるこの「警官の血」なんかいいんじゃないかと考えたのと、図書館で予約なしに借りることが出来るようになり始めたのと、タイミングがちょうど合ったこともあり、この作品を記念すべき200冊目に選んだのです。
なので、300冊目は「不夜城」、400冊目は「レディ・ジョーカー」、500冊目は「永遠の仔」.....、といった感じになるかもしれませんね。
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そんなわけで、2008年版の1位となった作品ですが、警察官の親子3代を描いた、壮大なる警察大河小説です。
この親子3代それぞれの話で区切りが付けられているので、連作集のようでもあるのですが、それぞれの話が、警察官という立場を軸としてそれぞれの時代をうまい具合に反映させているので、全体的にもとてもスケールを感じるのです。
そしてそれぞれの話の主人公というのが、いずれも警察官なのだけれど、様々なポジションに身を置いているので、もう佐々木譲の過去の警察作品の様々な要素が全て詰め込まれているようで、まさに"集大成”といった内容となっているのです。
個人的には、初代→2代目とすごい盛り上がりようで、これは初の★10も出るかも?と思ったほどだったのですが、3代目でちょっとトーンダウンしてしまったのが残念でしたね。
でもそれは、女性の3代記を描いた同年2位のNo.73「赤朽葉家の伝説」桜庭一樹も同様だったのですが、やはり昭和の初期~中期はまだ時代的にあらゆるものが今と比べるとシンプルで描きやすいのに対し、現代に近くなるにつれて、人の内側も外側もとても複雑になってくるため、シンプルな面白さを出しにくくなるので、初代&2代目に比べて3代目がいまいちと思ってしまうのは仕方がないのかも。
というわけで、親子3代の各話それぞれでもかなりの面白さなのですが、3代に渡って共通した謎が存在していたりもするので、長編としても言うことなしの面白さなのです。特に各話の繋ぎの部分の引き付けられ度はかなりのものでしたからねェ。
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> 個人的評価 : ★★★★★ ★★☆☆☆
本格ミステリ度 : ★★ 鬼畜グログロ度 : ★★
ビックリ驚愕度 : ★★ おどろおどろ度 : ★★
熱アクション度 : ★★★★★ 主キャラ魅力度 : ★★★★★
恋愛ラブラブ度 : ★★★ 人間味ドラマ度 : ★★★★★
下ネタエッチ度 : ★★★ 感涙ウルウル度 : ★★★★
衝撃バカミス度 : ★★★ 気楽に読める度 : ★★★
* <個人的評価&項目別評価>の説明はこちら!
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> No.230「廃墟に乞う」
> No.200「警官の血」 > No.175「暴雪圏」
> No.152「警官の紋章」 > No.151「警察庁から来た男」
> No.138「うたう警官 (笑う警官)」
> No.48「制服捜査」 > No.24「ストックホルムの密使」
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