『六つの手掛り』 乾くるみ > 「このミス」完全読破 No.185
「このミステリーがすごい!」完全読破 No.185
『六つの手掛り』 乾くるみ ( 2010年版 ランク外 )
読始:09.5.26 ~ 読終:09.5.27
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No.68「イニシエーション・ラブ」で有名な乾くるみの2009年新作が、この「六つの手掛り」です。
ただ、「イニシエーション・ラブ」のような単純明快でズバッと驚かされるようなタイプではなくて、昨年出たNo.168「カラット探偵事務所の事件簿(1)」と似たタイプですね。
その「カラット~」と共通した部分ですが、まずは基本的なところで連作短編集だということ。
それから、ひょうきんなキャラクターの主人公を軸に軽いタッチで書かれているものの、本格ミステリ的なトリックの部分はかなり本格的で少々難解、というところもですね。
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一方違った部分ですが、「カラット~」は暗号専門の探偵が主人公ということもあって、暗号的・パズル的なトリックを扱っているのに対して、今回は奇術師が主人公ということもあって、物的証拠を元に心理面を突きつつ謎を解明していきます。
そして、連作短編のトリを務める仕掛けの部分も違います。
どちらも「イニシエ~」ほどは大掛かりではないものの、乾くるみらしい仕掛けが施されているのですが、今回は「カラット~」よりもインパクトはなく、読む人によっては特に何も感じることなくさらっと読み終えてしまいそうなくらいで。
ただこういうのが好きな人なら、読んだ瞬間にゾクッとしてしまったり、後で思い返してついニヤリとしてしまうような仕掛けなのですねェ。
なので、各話のミステリ的なトリックも含めて結構通好みタイプで、“解る人にだけ解る”といった感じなのですが、ハマる人はかなりハマってしまうことでしょう。
あと、目次のページにもトリックが仕掛けられたりしているので、そういった細かい部分も見逃せないですね。
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> 個人的評価 : ★★★★★ ★★★☆☆
本格ミステリ度 : ★★★★★ 鬼畜グログロ度 : ★★
ビックリ驚愕度 : ★★★★ おどろおどろ度 : ★★
熱アクション度 : ★ 主キャラ魅力度 : ★★★
恋愛ラブラブ度 : ★★★ 人間味ドラマ度 : ★★
下ネタエッチ度 : ★ 感涙ウルウル度 : ★★
衝撃バカミス度 : ★★★★ 気軽に読める度 : ★★★
* <個人的評価&項目別評価>の説明はこちら!
【 “ 乾くるみ” 関連記事 】
> No.185「六つの手掛り」 > No.105「カラット探偵事務所の事件簿(1)」
> No.105「クラリネット症候群」 > No.68「イニシエーション・ラブ」
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