『誤審』 麻野涼 > 「このミス」完全読破 No.183
「このミステリーがすごい!」完全読破 No.183
『誤 審』 麻野涼 ( 2010年版 ランク外 )
読始:09.5.14 ~ 読終:09.5.15
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冤罪事件をテーマにした、社会派ミステリー作品です。
なので、堅苦しい感じの真面目な作品なのかと思って、読むのにあまり気乗りしなかったのですが、読み始めてみたら全然そんな印象はなくて、エンターテイメント作品として充分楽しめる内容でした。
冒頭から冤罪事件について語られるのですが、これなんかもサスペンスというよりもまるで本格ミステリ小説が始まるかのように興味深く謎めいていましたし、その冤罪事件で犯人にされてしまった人物の家族である主人公も、そんな不幸な身の上に負けないような精神的に強い人物なので、あんまり弱者の立場が強調されたりとか不幸話の連続みたいな展開ではなかったですからね。
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そして読み進めていけばわかるのですが、一応この作品のテーマは冤罪ではあるものの、それを上回るほどのテーマもありまして、それはズバリ“復讐”。
“復讐劇”といば、No.127「告白」湊かなえ以降ちょっとした流行りになっているような感じもしますが、この作品もそういった系統に含まれるようなタイプといえるかも。
でもこの作品における復讐劇というのは、それほどインパクトのあるものではなく、特別派手さもありません。
ただ、それだからこそ、現実的にありえそうな復讐と感じてしまって、まるで自分がそれを受けているような気分をリアルに味わうことになったので、読んでいると嫌~な汗が全身から流れてくるかのようでしたからねェ。
そんな復讐劇に加えて、サスペンス要素もミステリ的展開もなかなか読み応えがあるので、読む前の期待度からすると、なかなかの掘り出し物だったな~、って感じでしたね。
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> 個人的評価 : ★★★★★ ☆☆☆☆☆
本格ミステリ度 : ★★★ 鬼畜グログロ度 : ★★★
ビックリ驚愕度 : ★★ おどろおどろ度 : ★★★
熱アクション度 : ★★★ 主キャラ魅力度 : ★★
恋愛ラブラブ度 : ★★ 人間味ドラマ度 : ★★★
下ネタエッチ度 : ★★★★ 感涙ウルウル度 : ★★★
衝撃バカミス度 : ★★★ 気軽に読める度 : ★★★
* <個人的評価&項目別評価>の説明はこちら!
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