『鬼の跫音』 道尾秀介 > 「このミス」完全読破 No.169
「このミステリーがすごい!」完全読破 No.169
『鬼の跫音』 道尾秀介 ( 2010年版 15位 )
読始:09.3.17 ~ 読終:09.3.18
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道尾秀介にとっては初となる連作短編集です。
“連作”というくらいなんで、それぞれの話には繋がりがあるわけですが、これが実は直接的な繋がりではなく、別になくても問題ないようなものなので、どちらかといえば“短編集”といった方が合っているのかもしれません。
ただ、「このミス」の“私の隠し玉”を始めとした様々な場所で作者自身が“連作短編集”という言葉を断固として使っているので、これは“連作短編集”ということでよいのでしょうね。
ちなみに、この繋がりでいえばNo.41「向日葵の咲かない夏」とも同じようにリンクしているので、事前にこの「向日葵の~」を読んでおくとより楽しめるかも。もちろん直接的な繋がりではないので、読んでいなくても全く問題ないですが。
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それで内容の方ですが、“道尾秀介の新境地”と称されるだけあって、これまでの長編作品とは少し違うタイプの作風となっています。
全体を暗黒風な雰囲気が包み込んでいて、精神的にゾクッと来るようなホラーテイスト溢れる作品が並んでいます。ただそれでもドロドロネチネチとしたようではなくて、さわやかな毒々しさといった感じなので、ホラー系が苦手な方でもそれなりに大丈夫そうです。
まあ、“新境地”といっても、読者を騙すようなミステリ的な仕掛けや巧みな構成など、これまでの道尾秀介作品の魅力的な特徴はそのまま盛り込まれているのですけどね。
そしてそれらが“短編ならでは”の効力を発揮しているので、やはりこれまでの作品とはどことなく違った魅力も感じらる作品でした。
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> 個人的評価 : ★★★★★ ☆☆☆☆☆
本格ミステリ度 : ★★★ 鬼畜グログロ度 : ★★★
ビックリ驚愕度 : ★★★ おどろおどろ度 : ★★★★
熱アクション度 : ★★ 主キャラ魅力度 : ★★★
恋愛ラブラブ度 : ★★ 人間味ドラマ度 : ★★
下ネタエッチ度 : ★★★ 感涙ウルウル度 : ★★
衝撃バカミス度 : ★★★ 気軽に読める度 : ★★★★
* <個人的評価&項目別評価>の説明はこちら!
【 “道尾秀介” 関連記事 】
> No.233「花と流れ星」
> No.186「龍神の雨」 > No.169「鬼の跫音」
> No.121「ラットマン」 > No.117「カラスの親指」
> No.97「ソロモンの犬」 > No.58「片眼の猿」
> No.49「シャドウ」 > No.41「向日葵の咲かない夏」
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