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2009.02.17

『殺人鬼フジコの衝動』 真梨幸子 > 「このミス」完全読破 No.158

「このミステリーがすごい!」完全読破 No.158

 『殺人鬼フジコの衝動』 真梨幸子   ( 2010年版 ランク外 )

   読始:09.2.7 ~ 読終:09.2.13

殺人鬼フジコの衝動殺人鬼フジコの衝動
真梨 幸子

徳間書店 2008-12
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 「イヤミス」と称されるだけあって、ホントに冒頭から嫌~な展開が続いていました。

 そのイヤさというのは、小学生の女の子が学校でも家でもかなり悲惨な目に合っているというものなのですが、自分にとっては一番嫌~なタイプの話だったので、いつもに比べて倍の速度で読まずにはいられませんでした。

 そしてその主人公が歳を重ねていくにつれ、精神的な面での重くドロドロとした部分がより強烈な負のパワーと化してこちらに向かって来るように感じるほどで、これだけ“早く読み終えてしまいたい”と思ったのは初めてかもしれません.....。

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 そんな感じで、読んでいて辛くなるような展開が続くのですが、その中で主人公が殺人鬼となっていく過程や、主人公が壊れていく過程が、まさに読んでいる自分の心までが蝕まれていくかのように克明に書かれているのです。

 というわけで、この主人公の半生というのは、ホントにおぞましいくらいに強烈なのですが、この作品の魅力というのはまさにこの部分なのです。

 クライマックスではミステリ的要素が出てきて驚かされますが、それでもやはり読後に印象に残るのは、序盤から続く嫌~な話の数々ですからね。

 なので、“一体どれほどまでに嫌~な話なんだろう?”といった心構えで読んでみるのが良いのではないかと思います。

 あとこの作品を読む上での注意点としては、冒頭の「はしがき」を読めば想像付くのですが、最後に加えられている「あとがき」は、通常とは違って“作品の一部”であるので、いきなりこの「あとがき」から読んでしまわないように気を付けてください。

 さらに、「あとがき」の次のページにもちょっとしたネタが仕込まれているのですが、これは「引用」「参考文献」と同じ見開きページにあるので、くれぐれも本文よりも先にそちらを目にしないよう気を付けてください。
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  > 個人的評価 : ★★★☆☆ ☆☆☆☆☆


   本格ミステリ度 : ★★       鬼畜グログロ度 : ★★★★★
   ビックリ驚愕度 : ★★★      おどろおどろ度 : ★★★★★
   熱アクション度 : ★★        主キャラ魅力度 : ★★★
   恋愛ラブラブ度 : ★★★      人間味ドラマ度 : ★★★
   下ネタエッチ度 : ★★★★    感涙ウルウル度 : ★★
   衝撃バカミス度 : ★★★      気軽に読める度 : ★★

  * <個人的評価&項目別評価>の説明はこちら!


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  > No.201「ふたり狂い」  > No.158「殺人鬼フジコの衝動」


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