<JC1巻買い> 「バクマン。」 大場つぐみ 小畑健
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今月に発売されたJC(ジャンプコミックス)1巻は、「バクマン。」です。
ちなみに、同時期新連載の「いぬまるだしっ」の1巻は、来月に発売される予定です。
発売日当日にこの本を買おうと本屋に行ったのですが、他のジャンプの新刊はたくさん並んでいたのにこの「バクマン。」だけ見当たらなかったので、“これは1巻難民状態になってしまうのか!?”とかなり焦ってしまいました。
ただそれは、自分が頭の中で自然と思い浮かべていたのとは全くといっていいほど印象の違う表紙だったのと、タイトルが英字表記だったために見逃していただけのようで、他の本屋に行ったら大量に山積みされていたし、しばらく後で最初の本屋に行ったら普通に置いてありました......。
実写映画化されるほどの大ヒット漫画「デスノート」の原作&漫画コンビの新作ということもあって期待度は高かったですが、現在のところ人気の方も好調のようで、「ラルグラド」の二の舞は避けることが出来たようですね。この1巻の売り上げも楽しみです。
今回の作品は、主人公2人組が漫画家を目指すという“漫画の漫画”で、このテーマだと一見地味そうにも思うのですが、主人公が中学生(すぐに高校生になるけど)だったり、その時期特有の青春話も絡んできたりするので、ジャンプの主ターゲットである中高生の心を掴むといった部分でも成功している感じですかね。
ただ、第1話はすごく面白かったのだけれど、第2話以降は、主人公2人の間での、同級生や世間を見下しつつ自分たちのことは過大評価するという、この年代に特有の井の中の蛙的な会話が目立つようになったので、これはこの先大丈夫かな?と心配になってしまいました。
しかし、ジャンプ編集部に持ち込みをしてからは、徐々に成り上がっていったり挫折したりという成長物語に、漫画家と編集との関係などの舞台裏や、アンケートシステムや連載決定方法など今まで大っぴらに表に出てこなかったような裏話、ジャンプや集英社の自虐ネタや他誌・他の紙媒体に対するブラックなネタなんかも絡んで、期待以上の面白さとなりましたね。
だけど、この1巻に収録されているのは、ジャンプ編集部に持ち込む直前の場面までなので、ちょうどこれから面白くなるってところで終わってしまうのです。
なので、ジャンプ本誌で読んでいなかったという方なんかは、2巻の発売まで待って、2巻分を一気にまとめ読みするのをお薦めしますね。1巻だけ読んで“なんだこんなもんか”と評価を決定付けてしまうのはもったいないと思うので。
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単行本ならではの特典ですが、まず帯の表には、「少年達は 漫画の底知れぬ可能性に 気付いた。」と書かれています。表紙同様にシックな帯ですね。
裏帯の方は、1/10に発売される「赤丸ジャンプ2009WINTER」に作中キャラの漫画家・新妻エイジが描いた扉絵ポスターが付くという宣伝と、JC「デスノート」の紹介、そして「ヒカルの碁」完全版が2月から毎月刊行されるという予告が書いてあります。
あと、ジャンプの単行本では表紙の折り返し部分に作者コメントがあるのが定番ですが、この「バクマン。」の場合は、表表紙側に大場つぐみのコメントが、裏表紙側に小畑健のコメントが、共に4ヶ国語で載っています。したがって、裏表紙の折り返しに必ず書かれていた「ジャンプ・コミックス一覧」はありません(ただ確認してみたら、昨年の11月に発売された「トリコ」と「どがしかでん」の1巻にも「ジャンプ・コミックス一覧」はありませんでした。そこから方向転換?)。
そして中身の方ですが、さすがに“漫画の漫画”だけあって、「原稿が出来るまで」という、ネーム(コマ割りやセリフなどを簡単に描いた下描きのようなもの)と完成形を見ることの出来るコーナーが、各話の間と最終ページの計7ページにも渡って掲載されています。
そしてこの作品は、作品内の主人公たちと同様に原作者と漫画家に分かれているので、大場ネームと小畑ネームの両方が載っています(つまり、大場ネーム→小畑ネーム→完成形という流れを知ることが出来るのです)。
ちなみに、この原作者の大場つぐみというのは、実は「とっても!ラッキーマン」の作者・ガモウひろしであると周知の事実のように語られていたのですが、あくまで“噂や憶測”の域を出るものではありませんでした。
しかし、今回掲載された大場ネームを見てみれば、これはどう見てもガモウひろしとしか思えない絵なのです。なので、このネーム絵を載せたということで、公式に発表されたわけではないものの、半ばカミングアウトしたも同然ってことですね。
個人的には、大場ネームから小畑ネームを介さないで完成させたバージョンも読んでみたいですねェ。内容は同じでも、また違った面白さが出そうな感じが。
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