『女王国の城』 有栖川有栖 > 「このミス」完全読破 No.93
「このミステリーがすごい!」完全読破 No.93
『女王国の城』 有栖川有栖 ( 2008年版 3位 )
読始:08.5.12 ~ 読終:08.5.17
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「探偵江神」シリーズ(または「学生アリス」シリーズ)もこれで第4作目、最新作を読むことになりました。
そしてこの作品は、前作No.81「双頭の悪魔」から15年という長い年月を経て発表された待望の作品なのですが、自分としてはその前作「双頭の悪魔」を読んでから1ヶ月ほどしか経っていないので、この“15年ぶり”という重さを実感することは残念ながら出来ないのです。
ただ、今作が発表されるまで15年もの間があったとはいえ、作中では前作から数ヶ月しか経っていないわけで、しかもその当時の世相を反映するような会話や逸話が出てきたりもするので(なにより携帯電話が使われていないってとこで時代が感じられます)、“15年ぶり”という重さは知らず知らずのうちに実感していたりするのですけどね。
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そしてこのシリーズは“正統派の本格ミステリ”として人気を博しているのですが、本格要素以外(ストーリーとかキャラクターとかアクションシーンとか)における面白さというのが、前作の「双頭の悪魔」以上でしたね。なので、実際に事件が起きて推理が始まるまでが結構長いのですが、そんなことは気にならないくらいに話の中にのめり込んでしまいました。
それで今作もこのシリーズお馴染みの「読者への挑戦」が出てくるのですが、本格要素以外の部分も面白く読み進めていたために、あまり自分で推理していなかったので、そのトリックには単純に驚くことが出来ましたね。
ただ今回はこの“本格ミステリ的謎やトリック”以外にも、作品全体にはっきりとした形ではないんだけどなんかモヤモヤした感じでの謎があるのですが、そっちの謎の方も最後にスッキリと解決されるのです。自分としては、こっちの謎が解明された時の方が驚いちゃいましたね。
この「探偵江神」シリーズは、全5作で完結させる構想のようなので、次作がシリーズ最終作となる可能性が高そうです。そして今回で4作全て読み終えることが出来たので、記念すべき最終作はリアルタイムで読むことが出来そうです。
だけど、今度は何年くらい間が開いてしまうのか心配ではありますねェ。さすがに十何年は長すぎるので、それでもあんまり早くても有り難味が薄れてしまいそうなので、ほどよい時期に発表されるといいですね。今から楽しみです。
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> 個人的評価 : ★★★★★ ★☆☆☆☆
本格ミステリ度 : ★★★★★ 鬼畜グログロ度 : ★★
ビックリ驚愕度 : ★★★ おどろおどろ度 : ★★
熱アクション度 : ★★★ 主キャラ魅力度 : ★★★★
恋愛ラブラブ度 : ★★ 人間味ドラマ度 : ★★
下ネタエッチ度 : ★ 感涙ウルウル度 : ★★
衝撃バカミス度 : ★★ 読み終り爽快度 : ★★★★
* <個人的評価&項目別評価>の説明はこちら!
【 “有栖川有栖” 関連記事 】
> No.216「赤い月、廃駅の上に」
> No.93「女王国の城」 > No.81「双頭の悪魔」
> No.67「孤島パズル」 > No.61「月光ゲーム」
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