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2008.04.03

『煙か土か食い物』 舞城王太郎 > 「このミス」完全読破 No.71

「このミステリーがすごい!」完全読破 No.71

 『煙か土か食い物』 舞城王太郎   ( 2002年版 8位 )

   読始:08.2.12 ~ 読終:08.2.15

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舞城 王太郎

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 とにかくタイトルがインパクトありますよね。

 絶対に他の作者の作品とタイトルが被ることはないでしょうから。ホントに見ただけで読まずにはいられなくなってしまう、とても魅力的なタイトルです。この奇妙なタイトルの意味は中身を読めば解るのですけどね。

 そしてその中身の方もタイトルに負けず劣らずのインパクトあるもので、最初の1ページ目を見ただけで、そのあまりの文字のビッシリさに驚愕してしまいますからね。

 その後も、句読点や段落がほとんどなく文字だけで埋め尽くされたページが続くため、一瞬読むのを躊躇してしまいそうになるかもしれませんが、一度読み始めてしまえば、作品世界がマシンガンのように止めど無く脳髄に撃ち込まれてくるかのごとくで、もうこの作品の虜になるに違いありません。

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 この作品はジャンルで一括りにするのが難しいのですが、連続殺人やら密室やらアナグラムやらミッシングリンクやら暗号やら探偵やらと、本格ミステリの要素がテンコ盛り状態です。

 ただこれらはどうも“投げやり”な印象なんですよねェ。なんか“こんなのを入れとけばミステリ小説になるんだろ!?”て言っているような、おざなりでやっつけな雰囲気がぷんぷん漂っているのです。ただこれがこの作品にあってしては最高にマッチしていて、大きな魅力となっているのですけどね。


 それから現在進行のストーリーの合間には、壮絶なる主人公一家の過去も語られるのですが、これがホントにとんでもなく面白すぎなのです。

 特に次男の二郎のエピソードがとにかくブットビすぎで、もうこの部分だけでも満足出来ちゃうほど。作品全体的にも物凄いパワーがあるのですが、この二郎の話の時には桁が違うくらいに爆発しちゃっているようなパワーですから。ホント凄すぎです。

 こんなブチ切れ状態のままラストまで突き抜けてくれたら迷いなく★5つの満点評価だったんですけどね。でも読んでる時はアドレナリンが出っ放しになっちゃったし、こんなのは他の作品じゃ味わえない!ってくらいに楽しむことが出来ました。
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  「煙か土か食い物」 舞城王太郎  個人的評価 : ★★★☆☆


   本格ミステリ度 : ★★★     鬼畜グログロ度 : ★★★★
   ビックリ驚愕度 : ★★       おどろおどろ度 : ★★
   熱アクション度 : ★★★★★   主キャラ魅力度 : ★★★★★
   恋愛ラブラブ度 : ★★★     人間味ドラマ度 : ★★★
   下ネタエッチ度 : ★★★★   感涙ウルウル度 : ★
   衝撃バカミス度 : ★★★★    読み終り爽快度 : ★★★★


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