『奪取』 真保裕一 > 「このミス」完全読破 No.69
「このミステリーがすごい!」完全読破 No.69
『奪取』 真保裕一 ( 1997年版 2位 )
読始:07.8.25 ~ 読終:08.2.8
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“読始~読終”期間を見てもらってわかるように、実に半年かけて読み終えた作品です。といっても半年間ずっと読み続けていたわけではもちろんありません。
これを読んでいる途中で、図書館で予約していた本が自分の順番になったため、一旦読むのをやめてそっち本に取り掛かったのですが、なんかこの時期に予約本が自分の番になることが頻繁にあったため、この「奪取」が中途半端な状態で別の本を読み始めることが多かったのです。
そのうち予約本が自分の番になるまで間隔が開くようになっても、なんか今までの流れからこの本を一気に読み切る気にならなくて、“次に読む本が見つかるまでの合間に読む本”的存在となってしまったのです。
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それで真保裕一作品は以前にNo.23「ホワイトアウト」を読んだのですが、その時には、アクションシーンは凄い面白かったものの、ダムや雪山の説明に入ると、それが長い上につまらなく感じたので、自分的にはそこがもったいないな~と思ったものです。
そして今作「奪取」にも、偽札作りに関する薀蓄話(印刷技術や、紙の材質や、紙幣を認証するコンピューターや.....)が“これでもか!”といわんばかりに詰め込まれているんですねェ。
これも“ある程度”くらいなら楽しめるのですが、「これは自分にも偽札を作れと言っているのか!?」と思わず錯覚してしまうくらいに、必要以上に細かく詳しく、しかも長々と書かれているのです。
一方その薀蓄以外の部分は物凄いスピード感で面白く、特に後に主人公と行動を共にすることになる奇天烈なキャラが出て以降はもう半端ないくらいの面白さなんですよね。だから「ホワイトアウト」同様に、薀蓄部分がもったいなく感じちゃって.....。
ただ、「ホワイトアウト」はその薀蓄部分がマイナスになって★3つ評価止まりとなったわけですが、今回の「奪取」は、薀蓄部分のマイナス点を加えた上でも、★5つ満点に限りなく近い★4つ評価となりました。
というのも、やっぱり薀蓄以外の部分がホントに面白過ぎなんですよね。特にクライマックスの辺りなんかは、合間に読むどころじゃないくらいにのめり込んでしまったし、読後の心地よさもスッキリさわやかでしたし。さらにラストには心憎いオマケネタも付いているので、もう言うことなしです。
だからそれだけに余計に薀蓄部分がもうちょっと少なければ.....。自分は読み辛い部分でも絶対に読み飛ばさない主義なので、やっぱりこの部分を読んでいる時は辛かった....。でも、これがあったから主人公たちの苦労を身をもって味わうことが出来たし、ラストの爽快感に繋がったのかもしれないですね。
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「奪取」 真保裕一 個人的評価 : ★★★★☆
本格ミステリ度 : ★ 鬼畜グログロ度 : ★★
ビックリ驚愕度 : ★★ おどろおどろ度 : ★
熱アクション度 : ★★★★★ 主キャラ魅力度 : ★★★★★
恋愛ラブラブ度 : ★★ 人間味ドラマ度 : ★★★★
下ネタエッチ度 : ★★ 感涙ウルウル度 : ★★
衝撃バカミス度 : ★★★ 読み終り爽快度 : ★★★★★
【 過去の 真保裕一 作品 】
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