『向日葵の咲かない夏』 道尾秀介 > 「このミス」完全読破 No.41
「このミステリーがすごい!」完全読破 No.41
『向日葵の咲かない夏』 道尾秀介 ( 2007年版 17位 )
読始:07.06.28 ~ 読終:07.07.19
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「このミス」2007年版のベスト20に2作品もランクインさせ、しかも自分と同い年ということもあって、読む前からかなり注目していた作家です。
なので期待して読み始めてみたものの、ちょっと読んだだけで“もう読むの止めちゃおっかな”って思ってしまったんですよね。
というのも、小学生の男の子が主人公なのですが、いきなり“実際に体験したのに、その証拠がないため、周りの人達から信用されないで疑われ、だんだんと孤立するような感じになってゆく......”という自分にとっては読んでくのが辛い展開だったし、それになにより“家族仲が最悪”なところが効きました。やっぱり何があっても家族だけは特別なものだと信じたいですからね。でもこの主人公は、周りからは疑われるばかりか、家族にさえも頼ることができないので、もう読むのが辛くて辛くて........。
でもまあせっかく図書館から借りてきたんだし、我慢して読み続けるか。ってことで再び本をめくり始めたのですが、ある超常現象的出来事が起きた瞬間から、もう先に進まずにはおれなくなったのです。
こっからの展開は凄いですね。何か不気味なものが背後に潜んでいるのを密かに感じながら話が進んでいくのですが、その正体が明らかになってみたら、自分が想像していた以上に不気味なものだったり。それに最後には“これまでの世界観が変わる”的な驚きもありましたしね。
とにかく、全体に漂う不気味さと、ラスト近くにおける狂気に満ちた展開は、読破後も強烈な印象として残っていて、“やっぱり最後まで読んで良かった”“あの時点で読むのを止めてたら、ものすごくもったいないことをしていたなぁ......”と思ってしまいましたからね。
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ちなみに、この作品の中で物語が動き出したのが、7月20日。そして自分の誕生日も、7月20日。さらにこの本を読み終えたのが、7月19日。
ほんとは一日後に読み終えて、7月20日トリプルを達成したかったんですけどねェ。後半は読むのが止まらなくなって、一日後まで読み終えるのを待つことなんてとてもじゃないけど出来ませんでしたからね。
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「向日葵の咲かない夏」 道尾秀介 個人的評価 : ★★★★☆
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