『扉は閉ざされたまま』 石持浅海 > 「このミス」完全読破 No.37
「このミステリーがすごい!」完全読破 No.37
『扉は閉ざされたまま』 石持浅海 ( 2006年版 2位 )
読始:07.05.24 ~ 読終:07.05.29
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タイトルからわかる通り、密室ミステリーです。ただ、犯人(主人公)も、その殺害方法も、密室を作るトリックも、冒頭から披露されているってとこが変わってますね。(後日追記 : この頃は「倒叙ミステリ」というジャンルがあることすら知りませんでした)
舞台は大学時代のサークル仲間の同窓会が行われている別荘。加害者も被害者もそのメンバー。しかしその他のメンバーは、同じ建物の中で殺人事件が起こっていることすら知りません。そんな中で、密室殺人計画は果たして成功するのか?そしてこんな計画を立ててまで殺害に至った動機は?
といった感じで、メインの謎であってもおかしくない“犯人”も“殺害方法”も“密室トリック”も初めからわかっていても、ドキドキしながら楽しめるポイントはあるのです。というか、そこのところにこの作品独自の魅力があるのでしょうね。
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他のメンバー達は主人公の計算通りに思い込まされ、一見完璧かと思えたこの密室殺人ですが、そんな中、たった一人だけ疑問を抱く人がいます。それが、主人公とは密かに愛し合う相手、結ばれそうでいて結ばれることなく今まできてしまった相手なのです。
そしてここからこの二人の頭脳戦が始まるわけですが、本人達の自覚のないままに敵同士となり、追い詰め追い詰められていく姿は、その間に愛が存在するだけに悲しいですね。
しかし、主人公が作り上げた謎を愛する人が解いていく様は、それまでのじれったいような愛をも解きほぐすような、そんな感じもしました。
って結構"最後まで読んだことを踏まえての感想”になってしまいましたが、やはりこの作品の大きな魅力というのが"密室の外にいながらいかにして密室殺人を解いていくのか”というところだと思うので、これは実際に読んでみないことにはその面白さはわからないでしょう。
......それにしても、今までの中でこの本の感想が一番書きにくかったですねェ。だから読み返してみても、言いたい事が全然書けてないどころか、何言ってるのかわからなくなってるのですが、書き直してもそう変わらなそうなんで、このままでいいでしょう......。
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> 個人的評価 : ★★☆☆☆ ☆☆☆☆☆
【 “石持浅海” 関連記事 】
> No.112「耳をふさいで夜を走る」
> No.91「君の望む死に方」 > No.89「心臓と左手」
> No.70「月の扉」 > No.37「扉は閉ざされたまま」
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