『セント・メリーのリボン』 稲見一良 > 「このミス」完全読破 No.20
「このミステリーがすごい!」完全読破 No.20
『セント・メリーのリボン』 稲見一良 ( 1994年版 3位 )
読始:06.7.31 ~ 読終:06.8.2
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今から13年も前に3位に入った作品なのですが、今年発売された『この文庫本がすごい!』で2位に入っているので、長~く読み継がれている良作品ということですね。
これは、「男の贈り物」をテーマとした幾つかの短編で出来ている作品です。やはりこのテーマだけあって、渋い男の世界が全編に渡って繰り広げられていますね。特に表題作なんかは、絵に描いたような“渋い男”が主人公で、なんとも格好良いです。
ただこのような“男くさい”作品ではありますが、テーマが男の“贈り物”ということから想像できるように、各話でちょっとした“贈り物”、イコールちょっとした“感動”が用意されているわけです。
その感動というのも、やっぱりテーマからして“男くさい”のですが、それでかえって感動が押し付けがましい感じがなくて、いわば「さわやかな渋さ」からくる感動なのです。
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というわけで、決して“大感動”させられる話ではないのですが、地味で渋くてさりげなくはありながらも、じわりじわりと心に染みる作品の数々。この「さわやかな渋さ」は味わってみて損はないと思いますよ。
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> 個人的評価 : ★★★★★ ☆☆☆☆☆
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