『そして夜は甦る』 原リョウ > 「このミス」完全読破 No.11
「このミステリーがすごい!」完全読破 No.11
『そして夜は甦る』 原リョウ ( 1988年 2位 )
読始:06.4.18 ~ 読終:4.20
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本来なら次は“No.10 『秘密』 東野圭吾”なのですが、書きたいことが多いのにそれを上手く書けずに時間が掛かってしまいそうなので、まあこれはまとまりそうになったら順番関係なく書いてみたいと思います。
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さてさて、本当はこの“このミス完全読破”はだいたい1998年以降の作品を読んでいこうと思ってたんですね。手広くしても読みきれないと思って。だけどなんだか思ってたより読破ペースが早かったんで、そんならばってことで「このミス」創刊号にまで範囲を広げることとなったのです。
それで今回のが、記念すべき創刊号の1位、ではないけど、創刊号の2位を飾った作品なのです!
というわけで、この作品が発表されたのは、なんと今から18年も前の1988年なのです。なんと自分が小学生の時!!ホント時代を感じてしまいます......。
“時代を感じる”というと、ミステリ小説の中で一番時代を感じさせるものといえば、“連絡手段”だと思うのです。仲間内での連絡だったり、犯人とのやり取りだったり。ミステリ小説では大事な部分ですよね。
今の時代であれば、携帯電話で簡単に電話でもメールでもいつでもどこでも出来てしまうのですが、たとえば『マークスの山』では、主な連絡手段は“ポケベル”なのです。なのでその場では“至急連絡求ム”というのを伝えるのみしかできず、折り返しの電話が掛かってきてやっとのことで用件を伝えられるわけです。面倒くさいですねェ。
ところがこんなのは甘い甘い。18年も前のこの作品で重要な連絡手段となっているのは、“電話応答サービス”なるものなのです。これはあんまりよくわからないのですが、電話が掛かってきて留守だった時にこの“電話応答サービス”に転送されるのか直接自分で掛けてもらうかして、そこでオペレーターに伝言する、というものなのです。これまた一段と面倒くさいですねェ。携帯電話のありがたさを物凄く感じてしまいます。
このように、“ミステリ小説”というのは、“連絡手段”によってそれぞれの時代が色濃く反映されされるわけなのです。まあこれは“ミステリ小説”に限ったことではないけれど、やはりジャンルの特色からして“通信手段”反映度は他ジャンルを圧倒してるんじゃないですかね。
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そんで肝心の作品の感想なのですが.......。
実は今この文章を書いてる時点で、この作品の後すでに2冊読み終えていて、現在3冊目の真っ最中ということもあって、ほとんど印象に残ってないんですよね........。
しかも、この作品の前に読んだのが、個人的に内容に思い入れ強過ぎて簡単な感想書くことさえ難しい状態の『秘密』だったし、この作品の後に読んだのが、超衝撃的な『黒い家』だったので、破壊力抜群な作品に挟まれてしまったため、ほとんど印象に残ってないんですよね........。
でも、これを読み終えた後に、この探偵さんが再度活躍する1989年1位の『私が殺した少女』を読むのが楽しみになってたので、面白かったのは間違いないのですけど。
ただやっぱり読む順番のせいで.........。
あとこの作者の名前「リョウ(“寮”のウカンムリを取った字)」って登録されてないんですねェ。見た感じだと普通にありそうに思っちゃうんだけど.......。
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「そして夜は甦る」 原リョウ 個人的評価 : ★★☆☆☆
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